京王「非鉄道」で稼ぐ
皆様、こんにちは。
今回は【2025年4月26日(土)日本経済新聞】に興味深いニュースがありましたので、一部抜粋してお知らせします。
不動産 ホテル 「非鉄道」 事業の稼ぐ力
京王電鉄が2025年3月期連結業績で、営業収益(売上高に相当)が小田急電鉄を抜く見通しとなった。逆転すれば34年ぶり。両社は東京都を東西で結ぶ路線を抱え、新宿にターミナル駅を構える競合関係にある。不動産やホテルといった「非鉄道」事業の稼ぐ力が明暗を分けた。「頑張ってきた成果が出ている」。京王の都村智史社長は不動産事業が収益の柱に育った事に自信を深める。
京王 2期連続で過去最高か
京王は25年3月通期業績で、営業収益が前の期比15%増の4700億円、本業のもうけを示す営業利益が25%増の550億円を見込む。それぞれ2期連続で過去最高を更新する見通しだ。
販売用不動産の取得に計1385億円を投資する方針
5月上旬に予定する決算発表において、京王が小田急を営業収益で逆転すれば1991年3月期以来となる。要因は鉄道以外の事業強化にある。人口減で主力の運輸収入の先細りは避けられない。京王は25年3月期を最終年度とする中期経営計画で、販売用不動産の取得に計1385億円を投資する方針を掲げた。
不動産事業 営業利益300億円を目指す
こうした取り組みが奏功した。セグメント別の営業利益の構成比をみると、不動産事業は25年3月期に35%となったもようで、鉄道などの運送(30%)を上回った。一方、小田急は営業利益に占める交通業が5割以上と、京王電鉄(3割弱)より依存度が高い。沿線周辺には新百合ヶ丘や海老名といった乗降客数が多い駅があり、開発余地が残る。30年度までに不動産事業で営業利益300億円を目指す。
大手鉄道会社の営業収益が、本業よりも不動産事業が上回り、過去最高を更新しているようです。今後も不動産事業に1385億円を投資し、30年度までに不動産事業での営業利益300億円を目指すと発表されました。なぜ大手鉄道会社は本業ではなく不動産事業に注力されているのでしょうか。
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