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不動産投資のノウハウ

年収900万円の現実

様々な場面で「高収入」という単語を目にします。高収入と言えば日々の生活費には目もくれず、欲しい物があれば自由に買い物をし、人生を謳歌している。そんなイメージがおありではないでしょうか?

かくゆう私も、そんな「高収入」にたいする憧憬の念を抱いておりました。しかしながら先日興味深い記事がございましたので皆様にも是非ご覧いただければと存じます。

2017.12.24東洋経済オンラインより一部抜粋———————————————-——–

「年収900万円家族」は一歩間違えば破綻する
自分のことを「高給取り」だと思っていないか

■年収900万円で都心7000万円のマンションは買える?

E男さんは、大手メーカーに勤務する39歳の男性。総合職として働くE男さんの年収は900万円です。現在の会社員の平均年収が400万円程度なので、年収900万円と聞くと、世間的にはかなりの高収入というイメージがあるでしょう。お話を伺ってみると、E男さんも、C子さんも「うちの家庭は高給取り」という意識がすごくあり、「ブランド志向」であることがわかりました。
まず、購入しようとしている家は、東京都心部の絵に描いたような「ブランドマンション」で、夫妻は「できれば新築」と言います。「今は金利も安いから」、とも。もし中古物件を買う場合でも10年以内の築浅物件を希望しており、希望物件をざっと見積もると価格は7000万円程度です。6歳のお子さんも中学校から私立に行かせる予定で、2人目のお子さんが生まれた場合も、やはり中学校から私立に行かせたいとのことでした。
E男さん、C子さんともご両親は晩婚で、いわゆる団塊の世代なので2人とも典型的な団塊ジュニア世代です。E男さんもC子さんも都内の高級マンションに住み、中学校から私立へ進学して社会人になり、ここまでやってきました。2人にとっては、「親が自分たちにしてくれたことと、同じことをしようと思うだけ」とのことでした。
確かに、今はE男さんの給料だけでも特に暮らしに不自由はないようです。ということは、このまま新築マンションを買って子どもも私立に行かせて大丈夫なのでしょうか。そこで2人に、今の収入と支出の話を詳しく聞いてみました。
なぜE男さんとC子さんは不自由なく、暮らせているのでしょうか。読者もうすうす感じていると思いますが、その理由を探っていくと、2つに集約されました。「社宅住まいで家賃が相当安いこと」と、「子どもがまだ6歳なので、教育費にもさほどおカネがかからない」ことが功を奏しているのです。

■試算は大赤字!受け入れられないE男さんは怒り出した

では、このまま本当にマンションを買ったり、子どもを中学生から私立に行かせても大丈夫でしょうか。早速、2人の希望に基づいて、「キャッシュフロー表」を作ってみました。将来の収支を予測するために、「入り」=収入と「出」=支出を書き込んで行くというシンプルなものですが、とても重要なものです。
すると、家計はお子さんが私立中学校に進学する頃から大幅な赤字に……。たとえば私立中学に通わせたら、入学金や寄付金などでそれだけで簡単に100万円が飛んでいきます。さらに授業料は、毎月5万円以上は当たり前。ということは、中学入学時の初年度は200万円前後を覚悟しなければいけません。そこにさらに7000万円のマンションを購入するとなると……。たとえば両方の親からかなりのおカネの援助などがあれば別ですが、毎月のローンは、社宅時代の住宅費とは比べものになりません。
この結果をみたE男さんもC子さんも「信じられない……」と絶句、しばし呆然としていました。「うちのような高年収でも、高級マンションが買えず、子どもを私立に通わせられないとしたら、どこの家庭ができるんだ!」と怒られたのを覚えています。
このように、比較的高収入の人の家計に見られる傾向としては、「都心にマンション」「子どもは私立」、さらに「高級車を所有」……というように、すべてワンランク上のものを嗜好する、いわゆるブランド志向があげられます。「自分は高給取り」という意識が働き、家も教育も車も、高いものになってしまうのです。
E男さんが怒ったことが、すべてを物語っているのかもしれません。「年収が900万円もあるのだから、問題ないはずだ」という気持ちはわかります。しかし実際には「希望」をすべて実現すると、貯蓄ができない余裕のない家計になってしまいます。余裕がないくらいなら、まだましかもしれません。場合によっては、「高給取り意識」が命取りになり、赤字家計を引き起こしてしまうことも珍しくありません。E男さん一家は実行する前に相談に来たから良かったのですが、もし実行していたら、大変なことになっていたと思います。どうしてこのような認識の違いが出てくるのでしょうか。
平均年収が400万円の今の時代、年収900万円以上と聞くと、さぞかし、貯蓄もたくさんあると思いますよね。しかし、聞いてみると、E男さん一家の貯蓄額は300万円を超えたくらいでした。これでは7000万円のマンション購入は、無謀な話です。
実際、こうした家計は、珍しいことではありません。それどころか、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、年収900万円どころか年収1000万円の家庭でも約1割がなんと「貯蓄ゼロ」なのです。どうして、こういうことになるのでしょうか。
先ほど、比較的高収入の人に見られる傾向として、家も教育も車も「高給取り意識」が反映した選択になっていると言いましたが、大きい買い物だけではなく日常の生活支出にも、この「高給取り意識」が反映されています。
どう違うのでしょうか。たとえば、日常の買い物なら同じスーパーでも成城石井に、衣類・バッグ・靴なら、百貨店などで「衝動買い調達」(割引率の高いファミリーセールは活用せず)、飲料水用にウォーターサーバーを設置し、こだわりの電化製品を活用するなど、平均的な生活をしている人たちの家計に比べると、全体的にワンランク上の買い物をする傾向にあります。

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年収900万円あれば世間一般で言われる高所得といって差し支えないかと思います。だからと言ってあれもこれも欲しいもの希望のものをと生活してしまっては、確実に家計は破綻してしまいます。少し考えればわかりそうなものですが、平均年収が400万円にも関わらず年収900万円という肩書に我々が過剰な期待を寄せてしまっていたように、E男様も希望が実現して然るべきと錯覚を起こしてしまわれたのではないでしょうか。

今回の一例は少々極端な例でしたが、実は月々の収支に関しては家計簿等で管理されていても、マイホームや教育資金といった将来的に必要な出費に対しては漠然とお考えの方が非常に多くいらっしゃいます。当社においては無料でライフプラン診断を行っており、将来的にどんな家に住みたいか、という部分から価格やローン年数を加味して住宅ローンの支払いを算出したり、子供の年齢や進路等からいつ頃にどれぐらいの費用がかかってくるのか等そのご家庭の将来的な収支のシミュレーションをお出しすることができます。そうすると実に興味深いことに、ほとんどのご家庭で何年後かに赤字になってしまうケースが多く、今の内から資金計画を立てることにより月々の無駄な出費を削減したり計画実現に向けて明確な行動指針ができると非常にご好評を頂いております。
漠然とキッチンが広く自分専用の書斎がある一戸建てに住みたい、将来的には高級車を5年ごとに買い替えたい、子供は全員高校まで私立に入れたいなどなど、将来の夢を挙げればキリがありませんが、実現するには今の内から具体的な計画を立てることが非常に重要です。

当社では無料でこちらのライフプラン診断を行っておりますので、是非お気軽にお問合せください。

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