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不動産投資と日本の経済情勢2

日本は借金大国

前回は日本の財政状況を一般家庭に置き換えて解説させていただきました。
(前回記事は下記よりご参照ください。)

不動産投資と日本の経済情勢1

今回は日本の状況を逆手にとって、資産形成するヒントについて書いていきたいと思います。さて、現在の日本は借金依存が強まり世界的にも深刻な状況ですが、この借金を返すためには、どうしていけばよいのでしょうか?そもそも日本の借金とは…?

国債を買うと利息がもらえる。ご存知の方も多いと思いますが、税収だけでは賄えなくなってしまった経済を国債として国民から資金を集めることで、税収だけでは賄えなくなってしまった経済を回していくわけですが、もちろん国民から借金をしていることに変わりはないので、利息をつけて返済しなければならなりません。しかし、税収だけでは返済が賄えないため、さらに赤字国債を発行して将来にツケを先送りしているというのが現状です。では、このような状況を打破するには…。

一般的な有効打は増税インフレといわれています。増税というと消費税や所得税が身近に感じられるかと思いますが、消費税については20%~25%にしないと成り立たないという話も耳にします。そして所得税については、高所得者への課税が年々厳しくなっています。しかし、現実的には増税だけでは乗り切ることができないのが日本の現状です。そこで登場するのがインフレです。インフレ…、なんとなく分かるけど…という方も多いようなので、こちらも身近なものに例えながらご説明したいと思います。

インフレとは・・・?

インフレとは物の価値が上がり、貨幣の価値が下がることを指します。物の価値が上がる?貨幣価値が下がる?いまいちピンときませんよね。インフレになると商品の値段が上がる(物価上昇)ため、企業の売り上げが上がります。企業の業績が上がるため、企業の運用資金や社員の給料も上がります。運用資金や給料が上がるほど、消費が増えていきます。消費が増えると需要が大きくなるため、物価は上昇していきます。それに伴い、個人や企業の借金は減っていきます。これはどういうことなのでしょうか。

インフレで借金が減る・・・?

インフレになると借金が減る…例えば、毎月の給料が30万円で300万円の借金をしているとします。借金は給料の10ヶ月分です。ただ、インフレが進行して給料が上がり、月60万円になったとします。このとき、給料が上がっても借金の額は増えていないので、借金は給料の5ヶ月分ということになります。さらにインフレが進行し、給料が150万円になったとします。そうなれば2ヶ月あれば借金が返せます。

このように、インフレが進行すると借金は目減りしていきます。借金の額は変わりませんが、価値が減っていくのです。借金を抱えている人にとっては、インフレになればなるほど生活しやすくなります。つまり、多額の借金を抱えた日本にとっては、お金の価値が下がっていくインフレになることが望ましいという訳です。借金の価値が減っていくのは個人や企業、国とどれも変わりません。

インフレになると資産が減る・・・?

ただし、インフレになると資産も減っていくリスクがあります。インフレになると物価は上がります。物価が上がると、必然的に支出が増えます。例えばリンゴ一個が100円とします。1,000円あれば10個買える計算になります。インフレが進行して物価が上がり、リンゴ一個が200円になったとします。すると、1,000円で5個しか買えなくなるのです。この場合、りんごという物の価値が倍に上がった、もしくは1,000円という「資産の価値」が半分に減ったことを意味します。

お金の価値は一定ではない。

このように物価が上がると貨幣価値は目減りします。同じ金額でも価値が目減りしてしまうため、買える物が少なくなります。あまり意識しないかもしれませんが、お金の価値は一定ではありません。常に変動しているのです。インフレになって苦しくなるのは、現金を沢山所有している人、また貯金や年金で生活する高齢者です。せっかく貯めてきた現金の価値が半分になったら…またコツコツ貯金してきた貨幣価値が減るのですから、貯金だよりの高齢者の生活はどんどん苦しくなります。それならば、年金は上がるのかというと…今後、年金は減る一方です。日本の借金の状況を考えると、インフレになっても年金が上がるとは考えにくいようです。

日本は借金大国なので、インフレになるようにさまざまな政策を行います。この目的は、「日本の借金を減らすため」と「高齢者の資産を減らすため」の2つがあります。日本の情勢を考えると、個人ごとにインフレ対策をするのが必須になります。では有効なインフレ対策とは?物の値段が上がり、貨幣価値が下がる訳ですから。【価値のある物】を持っている人が強いわけです。そろそろ答えに近づいてきましたね。

【価値のある物】とは・・・?

物価が上昇し、給与が上昇していくと…家賃相場も不動産価格も上昇していく傾向にあります。案外知られていませんが賢い資産家の方々は、こぞって現金を不動産に変えてインフレ対策を講じています。それはインフレから資産を目減りさせないためのリスク回避と物価上昇により資産を倍増させるチャンスを秘めているからです。

分かりやすく一例を挙げると、日本で最初の分譲マンションは「四谷コーポラス」と言われていますが、築60年以上たった今でも現役稼働中で、現在でも2700万円以上で販売されています。分譲当初は新聞に名を連ねる有名人ばかりが住むような、高嶺の花だったようです。では、分譲当時「四谷コーポラス」の販売価格は?なんと…約230万円です。国家公務員の初任給が8700円の時代ですから、230万円の超高級マンションです。
60年前に現金を230万円タンス貯金していた人は、今でも230万円。230万円で不動産を購入した人は、現在の価値に直すと2700万円。どちらが賢い資産保全をしたかは明確です。

つまり、インフレという状況下では不動産自体の価値や家賃の上昇を見込むことができ、更に現金の価値が目減りしていくということは、借金の額は変わらなくても、借金の価値はどんどん目減りしていくという訳です。これこそが、借金をしていたほうが得してしまうインフレマジックです。

賢者たちは、このように現金、証券、不動産と資産を上手に分配しながら、多大な資産を構築してきました。億万長者は必ずと言っていいほど、不動産を所有しているのも頷けてきます。かと言って、不動産であれば何でもいいのか?と言うとそれは間違いです。また、上記の一例は高度経済成長などの要因もあるため、今後は一部のエリアに不動産インフレが起こるとも言われています。

では、どのエリアでどのような不動産を選べばいいのか?ここが一番重要なポイントになります。では、不動産選びの重要なポイントとは?ここまでお読みいただきありがとうございます。次回をお楽しみに。

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